はじめまして、こべつ屋の美木(みき)です!個別指導一筋18年の英語講師です!
この記事では誰でもできる一番簡単なシャドーイングのやり方をご紹介しています。
継続しやすいシャドーイングのやり方をマスターすることができます♪
そもそもシャドーイングってなんじゃい!
英語の最強のトレーニング方法だよ♪
英語の音声を聴いて、それを真似して発音するトレーニング方法のことです。聞こえてくる英文のすぐ後ろを影(シャドー)のように追いかけるのがポイントです。
輪唱をイメージするとわかりやすいかも♪
≪ イメージ ≫
かえるのうたが~♪
かえるのうたが~♪
きこえてくるよ~♪
きこえてくるよ~♪
それの何がスゴイねん?
英語が「聴けるようになる」、「話せるようになる」、「読めるようになる」の3つを一気にトレーニングできる方法なのさ♪
≪ 効果 ≫
まずはコレですね。英語の音声を聴いて自分でも発音するトレーニングですので、リスニング対策の代表トレーニングです。
「自分で英語を発音する」が最大のポイントです。数ある英語学習の中でも最も能動的な学習と言えます。
英語を発音する時にスクリプト(台本)を見ながら進めていくので、英文を読むトレーニングも同時に行っていることになります。
ネイティブの英語発音をマネすることで、自然と発音が矯正されていきます。カタカナイングリッシュを卒業しましょう。
単語帳を使った学習とは違い、実際に使われている表現の中から学ぶことになるので、使い方のイメージも同時に吸収することができます。
シャドーイングはただのリスニング対策ではなく、英語の実践的かつ総合的なトレーニングです!
この記事で紹介するシャドーイングを実践すると、
- 単語の正しい発音がわかる。
- 長めの英文が聞けるようになる。
- 発音が改善される。
- スムーズに英文を発話できるようになる。
- 語彙力や表現力が増す。
- 英文を読む速度が上がる。
これら6つのメリットがあります。
≪ やり方 ≫
手順がややこしいのはやりたくないねん。
大丈夫!
ここで紹介するのは一番シンプルなやり方です♪
ほう。
どないすんねん?
名付けて「カラオケシャドーイング」!
カ・・カラオケ?
- 音声つきのテキスト
- スマホ
- イヤホン(ワイヤレス推奨)
シャドーイングを行う上で「音声」と「台本(英文)」は必要不可欠です。音声付きのテキストを購入しましょう。QRコードから無料でダウンロードできるものがおススメです。
例文がついている単語帳を使ってシャドーイングをするのがおススメ。単語学習と同時進行で進められるのがGoodですね。ここではTOEIC向けと大学入試向けの2冊をご紹介。
英検を受検する人は英検の過去問を使ってシャドーイングするのがおすすめです。自分が受験する級のリスニングの英文を使ってトレーニングしましょう。
「英文解釈」とは1文を正確に読むために行うリーディングのトレーニングです。この英文解釈系の問題集でシャドーイングを行うことで、リーディングとリスニングのトレーニングを同時進行で進めることができます。
数字は例題数を表しています。「60」なら60例題で「100」なら100例題。例題数が多くなるごとに内容も難しくなっていきます。
さて、準備が整ったら早速カラオケシャドーイングをやってみましょう♪
そのカラオケシャドーイングってのは何なのよ?
好きな歌手の曲を歌詞カードを見ながら聴いたことってある?
もちろんあるよ。
ミスチルが好きやねん。
じゃあ、その曲を歌詞カードを見ながら一緒に歌ったことはある?
もちろんやん。
カラオケで披露するために家でめっちゃ練習してんで。
はっ!!
カラオケってもしかして・・。
そう、それと同じことを英語のテキストでやるのさ♪
「音声の後を追いかける」をあまり気にせずに、カラオケ練習のように音声と同時に発音することで負担が大幅に軽減しますよ♪
CDが付属している場合もあるので、購入する前に問題集をよくチェックしてくださいね。とりあえず「CD別売り」や「音声なし」を避ければ大丈夫です。
シャドーイングをする前に英文の単語をチェックして、知らない単語や表現は先に暗記しましょう。
日本語訳も先にチェックしておきましょう。意味を把握していない英文を発音してもあまり効果はありません。
英文の単語と意味をチェックしたら、カラオケを開始しましょう。テキストの英文を見ながら、音声に合わせて一緒に英文を発音していきます。
音声と自分の発音とのシンクロ率が100%になるまで繰り返しましょう。「発音・テンポ・抑揚・イントネーション」など、すべてを真似てください。自分がネイティブになったかのような感覚でシャドーイングしましょう。
音声とのシンクロ率が100%になったら、音声を止めて自分の発音だけで英文を音読しましょう。先ほどまでの「ネイティブのような発音」を、音声なしで詰まることなくスムーズに発音できるようになれば合格です。次の英文に進みましょう。
もっと負荷を高めたい場合は、テキストを見ずに発音してみましょう。ただし、これをやると結構時間がかかってしまうので、1周目は手順6までにして、2周目や3周目をやる場合に「テキストなし」をやってみる方が良いかもしれません。
≪ 注意点 ≫
折角のトレーニングを台無しにしてしまわないように、以下の点に注意しましょう。
リスニング力を伸ばす方法は「正しい発音を知って、自分で発音すること」です。間違った発音で練習すると逆効果になってしまいますので、音声をよく聞いて正しい発音で練習するようにしましょう。
英文の和訳を意識せずに、機械的に音読しているだけでは効果が薄まってしまいます。頭の中で和訳を意識しながら英文を発音するようにしましょう。
和訳と併せて、「主語・述語・目的語・補語・修飾語」といった英文構造を意識しながら音読ができると非常に効果の高いシャドーイングができるようになります。英文構造がイマイチ理解できていない場合は英文解釈系のテキストを活用するのが近道かもしれません。
1週間に1回、1時間だけ英文を聴いてもリスニング力は向上しません。それであれば1日10分を6日間に分けてやる方が効果は高いです。英語学習において「単語暗記」と「シャドーイング」の2つが基礎練習であり、日々継続することで効果が表れるものです。
自分の成長を感じられるとモチベーションにつながります。少しずつ聞き取れる単語が増えていったり、今までよりもスムーズに英文が発音できるようになったり、自分の発音がたまにネイティブっぽく聴こえたりすると少しテンションが上がりますよね。
最後まで読んでいただいて本当にありがとうございます。シャドーイングは「聴く・話す・読む」の3技能を総合的に高めてくれる最強のトレーニング方法です。今後、英語に携わっていく方であれば、ぜひ日々継続的に行うことをおすすめします。
貴方の目標達成を心からお祈り申し上げます。ファイト!