はじめまして、こべつ屋の美木(みき)です!個別指導一筋18年の英語講師です!
この記事では効率が悪く、結果に繋がらない「やってはいけない勉強法」を具体的に説明しています。
勉強法に関する失敗を回避できます♪
え~。どうやって勉強していいかわかんないよ~。
とりあえず鼻を拭きなさい。
多くの学生たちが「勉強法」に悩んでいます。
みんな最速・最短で結果の出る勉強法を知りたいですよね。
英単語の覚え方1つ取ってみても、「見て覚えるのが得意なタイプ」、「聴いて覚えるのが得意なタイプ」、「書いて覚えるのが得意なタイプ」と人によってやりやすいやり方が変わります。
大切なのは自分に合った学習法を工夫しながら確立していくことです。
ただし、
効率が悪く、結果に繋がりにくい「間違った勉強法」が存在します。せっかく毎日コツコツと学習を積み上げていっても、効果の薄いやり方、もしくは効果のまったく出ないやり方をしてしまっていては元も子もありません。
失敗を回避することで目標達成の可能性を高めましょう。
「正しい勉強法」を模索するよりも、「間違った勉強法」を回避する方がよっぽど簡単です♪
え~。「コレをやればOK」みたいなやり方ないの~?
例えば「正しい勉強」ってどんなのがあると思う?
え~。そりゃ「毎日コツコツちょっとずつやる」みたいなやつじゃないの~?
やってはいけない
勉強法①
「毎日コツコツやること」は大切ですが、問題は「ちょっとずつ」の方。特にインプット系の勉強を進める時に注意しなければいけない勉強法です。
例えば2000語収録の単語帳を使って英単語の暗記を進めていくとします。毎日コツコツちょっとずつ進めるという目標を立てて、「1日10単語」を毎日コツコツ進めていったとしましょう。2000語を1周するのに200日かかります。つまり7ヶ月弱です。
単語帳1冊をやり切るのに7ヶ月弱かかることが問題ではないのです。7ヶ月弱かかって1周しかできていないことが問題なのです。
≪Point≫
目的を明確にする
とてもコスパの悪い自己満足の勉強になってしまうと結果には繋がりません。
7ヶ月弱かかって単語帳を1周した結果、いったい何個の単語が定着できたのでしょう。おそらく「0個」でしょう。
間違えた漢字を全部10回ずつ書きなさい!
これこれ、よくあるやつ。代表的な間違った勉強法です。
定着させるために繰り返すことです。ポイントは「毎日コツコツそれなりの量を暗記する」ことです。
先ほどの例で考えると、仮に「7ヶ月弱で5周する」という目標を立てた場合、「1日50個」を毎日コツコツ暗記していけば2000語を200日で5周することができます。
夏休みの宿題はすべて答え合わせまでして提出しなさい!
え~。めんどくさい~。
生徒に自分で宿題の答え合わせをやらせるケースが多いですよね。
さっさと終わらせよ~。
問題解きました~。
赤ペンを持って、答えを開いて「〇・〇・✖」。
間違えた問題を消しゴムで消して、正しい答えをカキカキ・・・。
やってはいけない
勉強法②
答え合わせの時に、解答を見ながら正しい答えを写している子がいます。本人は至って真面目にやっているつもりなのでしょうが、「答えを見ながら」やっている時点で勉強の効果はゼロになってしまいます。
「答え合わせ」とは答えが合っているかどうかを確認するための作業です。「直し」とは間違えた答えを解き直すことです。勉強の目的は「何も見ずに自力で正しい答えに辿り着けるようになること」です。
答え合わせと直しの間に「間違えた問題の復習」がないと勉強として何の効果もありません。
≪Point≫
学習を目的別にする
勉強は「やればいい」というものではありません。
次に同じ間違えをしないようにすることが学習の最大の目的です。
期限までに提出しないと受け付けません!
間に合わない~。とりあえず全部埋めて提出だけはしないと~。
提出点はもらえるかもしれませんが、学習の効果はゼロですね。
Step1,
何も見ずに問題を解く。
Step2,
解答を開いて答え合わせをする。(〇✖だけつける)
Step3,【一番重要】
参考書などを使って間違えた問題の復習をする。
Step4,
何も見ずに解き直しをする。
勉強のプロセスをごちゃ混ぜにせず、目的別に明確に区別することが結果につながる勉強法です。
「進行形」の形を言える?
え~、「ing」~?
じゃあ、「easy」の意味はわかる?
え~、「簡単」~?
どちらも間違い。残念ながら正しく理解できていないようですね。
ぴえん。
やってはいけない
勉強法③
「見たことがある物」や「なんとなく聞いたことがある物」と「正しく理解している物」はまったくの別物。問題なのは自分が理解していると勘違いしているケースです。
勉強におけるキーワードは「なぜ?」です。「なぜこの解答になるのか」という根拠を正しく理解していないと必ず同じ間違いを繰り返します。
「自分は本当にこの問題を正しく理解できているのか」を自分自身で厳しくジャッジできる人の学習効果はとても高いです。
≪Point≫
解答根拠を
100%理解する
答えを見て、なんとなくわかったような気になって次に進んでいるような学習では次も必ず同じような間違いを繰り返します。
「なぜその答えが正しい解答で、なぜ他の答えではダメなのか」を100%理解するまで復習を続けること。どうしてもわからない場合は問題にチェックをつけて次に進もう。
進行形は「be動詞+ing」の形です。そしてeasyの意味は「簡単な」です。
え~、「簡単」の何がダメなの~。
「簡単な」なのか「簡単に」なのかで品詞が変わるからだよ。「簡単」だけでは品詞がわからないんだ。
???
「簡単な問題」と「簡単に解く」では修飾している言葉が違うでしょ?具体的には形容詞か副詞の違いだけど、このことがわかっていないということはeasyのことを正しく理解しているとは言えないんだよ。
キビシー。
学習の中から「なんとなく」を排除することです。目的や理解が曖昧なまま進めている学習に効果はほとんどありません。
納得できない問題は検索するなり、人に聞くなりして必ず解決するように心がけましょう。理想は他人に説明できるレベルまで理解度を深めることです。
最強の学習法
実は「これだけは確実に効率の良い正しい学習法」が1つあります。
え~、早く言ってよ~。なになに~?
「他人に教える事」です。
え~、ムリだよ~。
確かに簡単なことではありませんが、情報を正しく理解し、整理した上で相手に伝えるこのプロセスは正しい学習をする上で最も理にかなった方法です。
やってはいけない
勉強法
【まとめ】
つまり、日々の学習が少量で効果が出ないんですね。
つまり、学習の仕方が大雑把で効果が出ないんですね。
つまり、学習の中身が浅くて効果が出ないんですね。
①適切な学習量を継続すること
②学習の仕方を工夫すること
③自分に厳しく深い学習をすること
最後まで読んでいただいて本当にありがとうございます。しっかりとしたプロセスを踏んで、密度の濃い学習を進めていきましょうね。1時間あたりの学習効果を高めることが目標達成への唯一の近道です。
貴方の目標達成を心からお祈り申し上げます。ファイト!