英語学習法

発音問題の攻略法

発音問題ってどうやって勉強するの?

覚える?

いや、多すぎて無理でしょ。

と思っているそこのアナタ!!

難しいのは母音の発音だけで子音は暗記不要!

そして、母音の発音問題もグループ分けしちゃえば、覚えないといけないポイントを各段に減らすことができます♪

こべつ屋さん

「発音問題が苦手」って言う人多いです。

さる

「音読が大事」って言うけど、それで発音問題ができるようになると思われへんのよな。

  1. 種類が多い。
  2. 日本語と全然違う。
  3. 発音記号の意味がわからない。
  4. 勉強の仕方がよくわからない。

さる

なんかええやり方ないんかい?

あ~る!!

そもそもなぜ日本人は英語の発音が苦手なのか。

母音の数が全然違うんだよ~!

さる

「あ・い・う・え・お」ちゃうんかい?

こべつ屋さん

そう、日本語の母音は5個ですよね。

英語にはなんと20個くらいの母音があります。

母音が20個だと・・・?

私たち日本人にとっては理解しがたい事実ですよね。この母音の数の違いが発音問題ができない最大の理由だと言えるでしょう。

さる

なんで母音の数が違うとできひんねや?

こべつ屋さん

いい質問だね(^^)

母音の数が約4倍ということは「あ・い・う・え・お」のそれぞれに似た音がいっぱいあるようなイメージです。

どゆこと?

たとえば、

  1. hand
  2. summer
  3. car
  4. bird
  5. hear
  6. chair
  7. tour
  8. flower 
  1. ンド
  2. マー
  3. ード
  4. アー
  5. チェアー
  6. アー
  7. フラワー

すべて「ア段」の単語です。

しかし驚くべきことに8種類ともすべて異なる発音の単語なんです。

こべつ屋さん

日本語だと「あ」は1つの音だけど、英語だと「ア」っぽい音がたくさんあるってことだね。

さる

うそやん。

・・・うそやん。

こべつ屋さん

他にも「イ」っぽい音や「ウ」っぽい音がいろいろあるせいで日本人は混乱するわけさ。

さる

絶望的やん。こんなんどうしたらええねん。

・・・諦めよ。

Never never give up やで。

ちょっと待て~い!

こべつ屋さん

実はややこしいのは一部だけで、パターンさえ知ってしまえば簡単に攻略できますよ♪

まずはパターン別に整理していきましょう!

こべつ屋さん

まずは「ア」っぽい音からいきましょう♪

〔アの①〕

[æ]:hand系

math / hand / carry / bag / family / sad / natural / last / practice / January / animal / dance / calender / apple / angry / bad / gas / actually など

「ア」と「エ」の間の発音です。日本語では「ハンド」と言いますが、「ヘンド」とも言えますよね。「ア段」の部分を「エ段」に代えてもいけそうなヤツがhand系です。(エ段で発音するとネイティブっぽく聞こえる感じ)

「サマー」を「セマ-」と言えないので、”hand”と”summer”の発音は違うと区別できますね。

hand系が一番数が多いので、暗記は後回しにしましょう。

〔アの②〕

[ʌ]:summer系

other / come / cut / sun / summer / young / mother / cup / country / uncle / among / study / once / under / bus / enough など

一番日本語の「ア」に近い音で、はっきりと「ア」と発音するのがsummer系です。他の「エ」や「オ」の音に代えることができないのが特徴です。

〔アの③〕

[ɑ/ɔ]:hot系

box / body / stop / hot / doctor / hobby など

「ア」と「オ」の間の発音です。日本語では「ホット」と言いますが、「ハット」とも言えますよね。「オ段」の部分を「ア段」に代えてもいけそうなやつがhot系です。

「バックス」、「バディー」、「スタップ」、「ハット」、「ダクター」、「ハビ―」と発音するとネイティブっぽくなるでしょ?

hot系は数が少ないので、暗記しちゃいましょう。

〔アの④〕

[ɑːr]:ぁr系

heart / car / park / dark / march / art / star など

はっきりした「ア」ではなく「あr」と言っている感じです。アール」の前に小さい「ぁ」があるイメージです。

あr系は暗記をおすすめします。ストーリーにして覚えちゃいましょう。

3月公園を見に行ったら、とても芸術的であrーサッパリ!

〔アの⑤〕

[əːr]:ぅr系

turn / third / early / bird / work / first / girl / learn / heard / shirt / earn / earth / church / word / nurse/ world / person など

先ほどの「ぁr系」とよくセットで出題される「ぅr系」です。「アール」の前に小さい「ぅ」があるイメージで発音してみましょう。

「ターン」ではなく「トゥアーン」、「バード」ではなく「ブゥワード」みたいな感覚ですね。

ぅr系は数が多いので、ぁr系の方を完璧に覚えてしまいましょう。

こべつ屋さん

続いて「イ」っぽい音です♪

〔イの①〕

[i]:イ系

give / busy / pretty / build / written / police / river / swim / buisiness など

シンプルに「イ」と発音するのでとても簡単。ただし、busyだけ注意が必要です。日本語だと「ビージー」と伸ばす発音が定着してしまっていますが、正しくは「ビジー」です。それ以外は日本語の発音通りなので、特に問題ありません。

〔イの②〕

[iː]:イー系

easy / people / meet / need / steal / dream / season / teach / seat / reason / peach / speak / peace / read / sea / mean / sheep / even / lead / eat など

こちらは「イー」と伸ばす音です。単語の正しい読み方を知っていれば難しくありませんね。

〔イの③〕

[ai]:アイ系

life / buy / eye / write / lie / knife / wife / island / shrine / blind / wild / surprise / excite など

「イ系」とよくセットで出題されるのが「アイ系」です。こちらも単語の正しい発音さえ知っていれば問題なく区別できるはずです。

〔イの④〕

[ei]:エイ系

cake / make / play / eight / date / dangerous / famous / age / great / nature / take / table / afraid / rain / gave / native / amazing / break / favorite など

日本語だと「ケーキ」、「プレー」、「デート」のように伸ばし棒だと思われている発音ですが、正しくは「ケイキ」、「プレイ」、「デイト」のように「エイ」の音になります。

特に注意なのは”dangerous”がこの「エイ系」であることですね。先ほどの例と異なり、「デインジャラス」と発音してもピンと来ないですよね。要暗記です。

「エイ系」の単語の読み方を勘違いしていて間違えるケースが多いです。

こべつ屋さん

続きまして「ウ」っぽい音です♪

〔ウの①〕

[u]:ウ系

put / book / foot / wood / look / understood / cook / good / sure など

日本語だと「プット」「ブック」「フット」のように、小さい「ッ」だと思われているグループです。実際は強く「ウ!」って言っているイメージです。

〔ウの②〕

[uː]:ウー系

soon / food / two / blue / roof / moon / tooth / school / noon / future / usually / use / Tuesday / room / cool / musical / music など

こちらは「ウー」と伸ばす音です。“food”と”foot”はすごく似ているスペルですが、異なる発音だということがわかりますね。

「ウ」の音は比較的簡単に区別できると思います。

こべつ屋さん

続きまして「エ」っぽい音です♪

〔エの①〕

[e]:エ系

ready / already / send / many / friend / said / bread / area / sweater / treasure / meant / says / however / respect / dress / men / ahead / heavy など

バッチリ日本語の「エ」の発音ですね。“says”, “said”, “sweater”, “meant” の発音を勘違いしている人が多いので注意が必要です。「セズ」、「セド」、「スウェター」、「メント」とすべて「エ」の音になります。

〔エの②〕

[ei]:エイ系(再登場)

cake / make / play / eight / date / dangerous / famous / age / great / nature / take / table / afraid / rain / gave / native / amazing / break / favorite など

「イ」っぽい音でも登場した「エイ系」です。“says” を「セイズ」だと勘違いしているとこのグループと間違えてしまいます。

ここでも「エイ系」の音に注意が必要です。

こべつ屋さん

次は「オ」っぽい音です♪

〔オの①〕

[ou]:オウ系(old系)

old / cold / told / hold / go / home / know / show / hope / note / both / boat / hotel / Rome / those / road / coat / rainbow / follow / arrow / stone / though / open / snow など

ますは “old” の正しい発音を覚えましょう。「オールド」ではなく、「オウルド」です。その上で、このグループは「old系」と覚えてしまいましょう。”old”, “cold”, “told”, “hold” など単語に “old” が入っていると区別がしやすいです。

日本語だと「オールド」、「ゴー」、「ホーム」のように「ー」で認識していますが、正しくは「オウ」です。

〔オの②〕

[ɔː]:オー系(long系)

long / along / talk / all / August / brought / caught / taught / thought / saw / salt / warm / war / abroad / bought / ball など

こちらが伸ばす音です。ローング系で覚えましょう。先ほどの「オウ系」との区別でみんな苦戦します。正しい発音で音読を繰り返して慣らしましょう。



〔オの③〕

[au]:アウ系

now / about / house / cloud / mouth / brown / cow など

「アウ系」は「オウ系」とセットで出題されることがありますが、そこまで難しくありませんね。

「オウ系」と「オー系」の区別が要注意ですね。

こべつ屋さん

最後に「二重母音」と「三重母音」に少しだけ触れておきます♪

[ɪər]:イアー系

ear / near / here / hear など

[eər]:エアー系

air / there / chair / wear / hair など

[uər]:ウアー系

tour / poor / your など

[áuər]:アウアー系

our / flower / flour / power / tower など

それぞれの区別はそこまで難しくないと思いますが、「イアー」なのか「エアー」なのか「ウアー」なのか「アウアー」なのか意識しながら発音することをお勧めします。

さて、いかがでしたでしょうか。日本語の「あ・い・う・え・お」という5つの母音だけでは片づけられない、それぞれに似た音がいくつもありましたね。

これらを攻略するためには、

発音の規則性をグループで分けて整理すること!

単語の正しい発音を知った上で、音読をしてみたり、発音問題にチャレンジして正解率を高めていきましょう。

まとめ
  1. hand系
  2. summer系
  3. hot系
  4. ぁr系
  5. ぅr系
  6. イ系
  7. イー系
  8. アイ系
  9. エイ系
  10. ウ系
  11. ウー系
  12. エ系
  13. オウ系
  14. オー系
  15. アウ系
  16. イアー系
  17. エアー系
  18. ウアー系
  19. アウアー系

この中でも日本人が特に注意すべき発音はこの6つ!

  1. hand系
  2. ぁr系
  3. ぅr系
  4. エイ系
  5. オウ系
  6. オー系

この子たちをしっかりと攻略できるようになれば、「以下の4つの単語の中から1つ他と異なる発音の単語を選べ」という問題を簡単にクリアできるようになります♪

最後まで読んでいただいて本当にありがとうございます。日本語の発音と英語の発音は規則性がまったく違うので苦戦するかもしれませんが、それぞれの母音のグループ分けをしっかりと理解した上で、発問問題にチャレンジしていきましょう!

貴方の目標達成を心からお祈り申し上げます。ファイト!!