発音問題ってどうやって勉強するの?
覚える?
いや、多すぎて無理でしょ。
と思っているそこのアナタ!!
そして、母音の発音問題もグループ分けしちゃえば、覚えないといけないポイントを各段に減らすことができます♪
発音問題のパターンが簡単に覚えられます!
「発音問題が苦手」って言う人多いです。
「音読が大事」って言うけど、それで発音問題ができるようになると思われへんのよな。
なんかええやり方ないんかい?
あ~る!!
そもそもなぜ日本人は英語の発音が苦手なのか。
「あ・い・う・え・お」ちゃうんかい?
そう、日本語の母音は5個ですよね。
英語にはなんと20個くらいの母音があります。
母音が20個だと・・・?
私たち日本人にとっては理解しがたい事実ですよね。この母音の数の違いが発音問題ができない最大の理由だと言えるでしょう。
なんで母音の数が違うとできひんねや?
いい質問だね(^^)
母音の数が約4倍ということは「あ・い・う・え・お」のそれぞれに似た音がいっぱいあるようなイメージです。
どゆこと?
たとえば、
- hand
- summer
- car
- bird
- hear
- chair
- tour
- flower
- ハンド
- サマー
- カー
- バード
- ヒアー
- チェアー
- ツアー
- フラワー
すべて「ア段」の単語です。
しかし驚くべきことに8種類ともすべて異なる発音の単語なんです。
日本語だと「あ」は1つの音だけど、英語だと「ア」っぽい音がたくさんあるってことだね。
うそやん。
・・・うそやん。
他にも「イ」っぽい音や「ウ」っぽい音がいろいろあるせいで日本人は混乱するわけさ。
絶望的やん。こんなんどうしたらええねん。
・・・諦めよ。
Never never give up やで。
ちょっと待て~い!
実はややこしいのは一部だけで、パターンさえ知ってしまえば簡単に攻略できますよ♪
まずはパターン別に整理していきましょう!
まずは「ア」っぽい音からいきましょう♪
〔アの①〕
math / hand / carry / bag / family / sad / natural / last / practice / January / animal / dance / calender / apple / angry / bad / gas / actually など
「ア」と「エ」の間の発音です。日本語では「ハンド」と言いますが、「ヘンド」とも言えますよね。「ア段」の部分を「エ段」に代えてもいけそうなヤツがhand系です。(エ段で発音するとネイティブっぽく聞こえる感じ)
「サマー」を「セマ-」と言えないので、”hand”と”summer”の発音は違うと区別できますね。
〔アの②〕
other / come / cut / sun / summer / young / mother / cup / country / uncle / among / study / once / under / bus / enough など
一番日本語の「ア」に近い音で、はっきりと「ア」と発音するのがsummer系です。他の「エ」や「オ」の音に代えることができないのが特徴です。
〔アの③〕
box / body / stop / hot / doctor / hobby など
「ア」と「オ」の間の発音です。日本語では「ホット」と言いますが、「ハット」とも言えますよね。「オ段」の部分を「ア段」に代えてもいけそうなやつがhot系です。
「バックス」、「バディー」、「スタップ」、「ハット」、「ダクター」、「ハビ―」と発音するとネイティブっぽくなるでしょ?
〔アの④〕
heart / car / park / dark / march / art / star など
はっきりした「ア」ではなく「あr」と言っている感じです。「アール」の前に小さい「ぁ」があるイメージです。
あr系は暗記をおすすめします。ストーリーにして覚えちゃいましょう。
〔アの⑤〕
turn / third / early / bird / work / first / girl / learn / heard / shirt / earn / earth / church / word / nurse/ world / person など
先ほどの「ぁr系」とよくセットで出題される「ぅr系」です。「アール」の前に小さい「ぅ」があるイメージで発音してみましょう。
「ターン」ではなく「トゥアーン」、「バード」ではなく「ブゥワード」みたいな感覚ですね。
続いて「イ」っぽい音です♪
〔イの①〕
give / busy / pretty / build / written / police / river / swim / buisiness など
シンプルに「イ」と発音するのでとても簡単。ただし、busyだけ注意が必要です。日本語だと「ビージー」と伸ばす発音が定着してしまっていますが、正しくは「ビジー」です。それ以外は日本語の発音通りなので、特に問題ありません。
〔イの②〕
easy / people / meet / need / steal / dream / season / teach / seat / reason / peach / speak / peace / read / sea / mean / sheep / even / lead / eat など
こちらは「イー」と伸ばす音です。単語の正しい読み方を知っていれば難しくありませんね。
〔イの③〕
life / buy / eye / write / lie / knife / wife / island / shrine / blind / wild / surprise / excite など
「イ系」とよくセットで出題されるのが「アイ系」です。こちらも単語の正しい発音さえ知っていれば問題なく区別できるはずです。
〔イの④〕
cake / make / play / eight / date / dangerous / famous / age / great / nature / take / table / afraid / rain / gave / native / amazing / break / favorite など
日本語だと「ケーキ」、「プレー」、「デート」のように伸ばし棒だと思われている発音ですが、正しくは「ケイキ」、「プレイ」、「デイト」のように「エイ」の音になります。
特に注意なのは”dangerous”がこの「エイ系」であることですね。先ほどの例と異なり、「デインジャラス」と発音してもピンと来ないですよね。要暗記です。
続きまして「ウ」っぽい音です♪
〔ウの①〕
put / book / foot / wood / look / understood / cook / good / sure など
日本語だと「プット」「ブック」「フット」のように、小さい「ッ」だと思われているグループです。実際は強く「ウ!」って言っているイメージです。
〔ウの②〕
soon / food / two / blue / roof / moon / tooth / school / noon / future / usually / use / Tuesday / room / cool / musical / music など
こちらは「ウー」と伸ばす音です。“food”と”foot”はすごく似ているスペルですが、異なる発音だということがわかりますね。
続きまして「エ」っぽい音です♪
〔エの①〕
ready / already / send / many / friend / said / bread / area / sweater / treasure / meant / says / however / respect / dress / men / ahead / heavy など
バッチリ日本語の「エ」の発音ですね。“says”, “said”, “sweater”, “meant” の発音を勘違いしている人が多いので注意が必要です。「セズ」、「セド」、「スウェター」、「メント」とすべて「エ」の音になります。
〔エの②〕
cake / make / play / eight / date / dangerous / famous / age / great / nature / take / table / afraid / rain / gave / native / amazing / break / favorite など
「イ」っぽい音でも登場した「エイ系」です。“says” を「セイズ」だと勘違いしていると、このグループと間違えてしまいます。
次は「オ」っぽい音です♪
〔オの①〕
old / cold / told / hold / go / home / know / show / hope / note / both / boat / hotel / Rome / those / road / coat / rainbow / follow / arrow / stone / though / open / snow など
ますは “old” の正しい発音を覚えましょう。「オールド」ではなく、「オウルド」です。その上で、このグループは「old系」と覚えてしまいましょう。”old”, “cold”, “told”, “hold” など単語に “old” が入っていると区別がしやすいです。
日本語だと「オールド」、「ゴー」、「ホーム」のように「ー」で認識していますが、正しくは「オウ」です。
〔オの②〕
long / along / talk / all / August / brought / caught / taught / thought / saw / salt / warm / war / abroad / bought / ball など
こちらが伸ばす音です。ローング系で覚えましょう。先ほどの「オウ系」との区別でみんな苦戦します。正しい発音で音読を繰り返して慣らしましょう。
〔オの③〕
now / about / house / cloud / mouth / brown / cow など
「アウ系」は「オウ系」とセットで出題されることがありますが、そこまで難しくありませんね。
最後に「二重母音」と「三重母音」に少しだけ触れておきます♪
ear / near / here / hear など
air / there / chair / wear / hair など
tour / poor / your など
our / flower / flour / power / tower など
さて、いかがでしたでしょうか。日本語の「あ・い・う・え・お」という5つの母音だけでは片づけられない、それぞれに似た音がいくつもありましたね。
これらを攻略するためには、
単語の正しい発音を知った上で、音読をしてみたり、発音問題にチャレンジして正解率を高めていきましょう。
- hand系
- summer系
- hot系
- ぁr系
- ぅr系
- イ系
- イー系
- アイ系
- エイ系
- ウ系
- ウー系
- エ系
- オウ系
- オー系
- アウ系
- イアー系
- エアー系
- ウアー系
- アウアー系
この中でも日本人が特に注意すべき発音はこの6つ!
- hand系
- ぁr系
- ぅr系
- エイ系
- オウ系
- オー系
この子たちをしっかりと攻略できるようになれば、「以下の4つの単語の中から1つ他と異なる発音の単語を選べ」という問題を簡単にクリアできるようになります♪
最後まで読んでいただいて本当にありがとうございます。日本語の発音と英語の発音は規則性がまったく違うので苦戦するかもしれませんが、それぞれの母音のグループ分けをしっかりと理解した上で、発問問題にチャレンジしていきましょう!
貴方の目標達成を心からお祈り申し上げます。ファイト!!